フェリーができるまで

その2-ブロック建造法

ブロック建造法とは、船の詳細設計図をもとに、ブロックを分割するプランを作成し、 船全体を数十個のブロックに分割して、それぞれのブロックは、船台上ではなく、造船所内の工場で組立てられていきます。
写真の“ブロック組立1”は、手前が船首部のバルバスバウ(球状船首)と呼ばれるブロックの建造中の様子です。
写真の“船尾ブロック1”は、プロペラを支えるためにボッシング構造になっています。また、“船尾ブロック2”は、ラダーホーンをそなえ、舵を支えるために十分な補強が施されています。
船尾ブロック1と船尾ブロック2は、船台上で合体し、船尾骨材(スターンフレーム)を形成します。
写真の“船台搭載前ブロック”は、船台搭載前のブロックで、このようにブロックの継ぎ目以外は、塗装まで実施し、次の作業工程の船台搭載と進みます。